Super Triode Connection

六号機 6CA7/EL34 SE

大物に挑戦!パワーが欲しい!!

6BM8で3階の奥さんから夜間のJAZZ禁止令が出てるにもかかわらず少し大きなアンプが欲しくなっちゃいました。 FMラジオでフォーレのレクイエムを聞いて早速CDを買いました。ちょっとレクイエムに懲りましてモーツァルトのレクイエムのCDを中古屋でゲットしました。 かけてみると6BM8ではちょっと辛い・・・6CL6もだめ・・・そこで大きいのが欲しくなりました。

修正しました

このアンプに付いては問い合わせが多く、また定数等一部変更しましたので図面修正と変更履歴を追加しました。

設計・製作

6CA7/EL34は私が高校の頃まで現役でがんばっていた記憶があります。当時マニアは2A3とかの三極直熱管至上主義に走ってて、 6CA7/EL34はどちらかというと若造扱いだった記憶があります。当時のハムの世界では10WクラスのAM送信機の変調には6BQ5/7189PPが 一般的で、簡単なシングルのハイシング変調には6GB8とかのオバケ球を高校のクラブでは使ってました。 6CA7/EL34はこのあたりに引っかかってこないので、縁はありませんでした。 でも結構スマートなスタイルはかっこよくて、いつかは使ってみようと思っていました。

電源の見直しと外部電源二号

大物は大飯ぐらいでした。ヒーターが二本で3A・・・これで電源一号は終わってしまう。 電流も100mA/本ぐらい流れるらしいので今の40Wトランスでは限界です。 そこで「外部電源二号」が必要になりました。運良く宇都宮で100V:100Vのセパレートトランス の中古が1000円でGETできました。こいつを倍電圧整流して260Vを作ればちょっと低いけど 何とかなるな・・・
この地域は有名な雷地帯で、フロートタイプのトランスの需要があったんですね。見ると800mAの表示です。 目標250mAはOKと勝手に思いこんで以下のようになりました。

ヒータを工夫して外部電源一号と互換性を持たせました。ヒータトランスは各タップ付きの12V3Aを購入(1700円)しました。 ケース以外では一番高かったです。・・・
さて本体回路です。ちょっと困りました。宇多さんの例では初段を三極五極の複合管です。初段にリニアライザをかましています。 手持ちに良い球がなかったので思いきって今までと同じ超三V1にしてみました。当初ソブテック管を2500円(ペア)を購入した のですが、音がぱっとしないので思いきって松下のペアを12000円で購入・・・最初後悔しましたが今は満足してます。 ついでに12AT7もGEの1500円にしました。

Y号機スペックです

名 称 6CA7/EL34
テーマ オージオ管にチャレンジ
主要デバイス デバイス名称 諸データ
初 段 6AK5(東芝) Rs5KVR+47MFD
C F 12AT7(GE) Rk8.2K
終 段 6CA7(松下、ペア) Rk833Ω+680MFD
出力トランス 850三段 一次パラ 二次シリーズ
S D 1N4007 1KV 1A以上
リニアライザ 1N4007 1KV 1A以上
電 源 外部電源2号 330MFD,90Ω,680MFD
電 圧 電源電圧 270V
終段プレート電圧 260V(EP200V)
終段カソード電圧 60V
ヒーター電圧 12VAC点火

真空管の街みたいでしょ

本来オーディオ機器はかなり外観を重視する様ですが、シンメトリーに配線する都合上主人公二人はそっぽを向いてしまいました。 シャーシ上の突起物は球だけですからOTLアンプに見えない事もない。・・・冗談

シャーシ加工の様子です

配置を決め、ドリルで穴をあけてこれからシャーシパンチでGTの穴をあけるところです。五号機以来この配置が定番になりました。でも最近のシャーシは軟ですね。リベットの数が違うし、見本と出てくるのが違うのはサギくさいです。

出力トランスです

今回はTOEIの850円12KΩ3連です。田村さんの6Y6GTから参考にさせていただきました。 接続はHiインピーダンス側はパラで、Low側が0Ω→8Ω→0Ω→8Ω→0Ω→8Ωです。ちょっと疲れました。 小型とはいえ6個並べると壮観です。重さもすごい事になってます。電源付けたら・・・しんどいでしょうね!

部品を取りつけて配線終了直後です

今回黒のつや消しを塗ってみました。数度に分けてやりましたが、むらができました。 途中で加工済みのケースにすれば良かったと後悔しました。GT8Pのオスソケットが見えます。 結構安く買えました。当初はメタコンを使う予定でしたが、うっかりするとアンプができる程の値段になっちゃいます。 MT7Pのソケットは手持ちの都合でQQQの安物です。ちょっとがっかりですね。

内部の様子です

GTは端子が大きいので配線は簡単ですが、ハムとか誘導によるノイズが心配でしたが、全くの杞憂でした。 ただ最初気がつかなかったんですが、若干のハムがありましたが、電源部の強化で逃げました。 気になるようならヒーターのエミッション対策を宇多さんから教わりましたから実施したいと思います。 それにしても・・・ひどい配線ですね。お見せできる物じゃないですね。 でもルールを守ればこんなのでも使える例としてください。恥ずかしい・・・

今回の目玉です

EKの調整用に小型のVRとそれにぴったりマッチするカバーです。 抵抗屋さんは「この組み合わせはうちにしかないよ」と言いましたが、一個100円はいただけません。そのうちホームセンターで見つけましょう。 赤いのはEKのチェックポイント用の端子です。今回はちゃんとGND端子を付けました。 びっくりしたのですが、動作は極めて安定してます。この辺がオーディオ管でしょうか。 EL34超三V1は極めて再現性の良いちょっと大きなアンプでした。

結果・ETC

完全に我が家の主席アンプになりました。モーツァルトのレクイエムもありがたいお経の様に聞こえますし、 1812年の大砲もおなかに響きます・・・ちょっとオーバー・・クラッシックの大編成はこれで、JAZZは6BM8、歌及び夜間は6CL6を使い分けてます。
一応私の超三V1はここまでで終わりにする予定でしたが、4号機がまだ未完成なのと、勢いで買ってしまった1619をやって一区切りです。

修正変更履歴

初段管の6GY6が一般的でないとのお叱りがあり、また手持ちに6AK5があったので変更しました。 Pinが同じシャープカットオフのHiGmの五極管なら何でも使えると思います。実際にはWE415A(6AS6同等管)、6CB6、6DK6、6AU6を試験しました。 いずれもEk60Vならば問題なく動作しました。
初段のプレートと電圧帰還管(12AT7)との間に2SK30AYのリニアライザと初段SgへSDを付けました。
ヒーターからのハムがあり、エミッション防止を行いました。12V点火ですので、ヒーター中点を片側の終段カソードに接続しました。
総合評価では電源電圧が若干低くあと50V程度上げるべきで、最新作では320V(Ep260V)で良い結果が出ました。 このアンプは6Y6GTアンプに改造予定です。
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