Super Triode Connection
No.11 6AN5WA pararel SE STC V1.

クリスマスの合唱団??
太っちょの中国球の後ろに4本の米国球、その前にFETモジュール・・・仲良く歌ってくれるでしょうか・・・

11号機 6AN5パラシングル 超三V1

さあ!妙法寺コンサートです!

今年の夏から順延になっていた妙法寺コンサートが12/25に開催されます。 今回のテーマは6AN5です。自己申告を四本しましたので四本以上使わないとペナルティーになります。そこで試作基板の四号機を参考にパワーUPと各種味付けをしてみました。
今回のテーマ
初めてのパラシングル・・・発振対策。
電源一体、市販ボンネットシャーシ使用・・・輸送と安全性。
恥ずかしくない音を出す・・・上位入賞は難しいものの・・・。
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設計・製作


6AN5
Beam Power Pentode
-------------------------------
Characteristics
Heater Voltage . 6.3  volts
Heater Current . 0.45  amperes
EIA Base . . . . 7BD
-------------------------------
Class A Amplifier
  Ep  120V
  Esg 120V
  Eg1  -6V
  Ip  35mA
  Isg 12mA
  Rp  12.5K
  Gm  8000
再度規格表を確認して・・・
宇多さんのページにもありますが、この程度の記載しかありません。 とにかくヒータ容量から算出してみます。
ヒータ・・・頭痛の種です。
手持ちのヒータトランスに適当なものがありませんので、例の秋月で売っている12V1.4AのSWレギュレータを使う事にしました。また、当初は全段球で作りたかったので初段6AK5、CF段12AT7、終段6AN5で計算すると・・・
(6AK5×2)0.175A+(12AT7)0.15A+(6AN5 ×4)0.9A=1.225Aなんとかクリア!
動作目標・・・
こんな小さなプレートで35mAも流せるのでしょうか?プレート損失は5W近い様です。2パラ接続ですからそれぞれがシングルの80%程度達成を目標に、片CHの規格を以下の様に設定しました。 これはあくまでも設計の真似事なのでご了承下さい・・・
  IK=(Ip+Isg)=35mA+12mA=47mA この80%だから38mA/本・・・片CH76mA
 Epの目標は規格表通りに120Vとします。
  手持ちの1:1セパレートトランスの関係から、90V入力として110V(実際は120V強)
  をブリッジ整流して155Vを得ています。
 Ebb= 155V
 Ep = Ebb - Ekから Ek=155-120=35V Rk=Ek/Ik=35/.076=460Ω
 と行きたいところですが、手持ち部品の関係から以下の様に想定しました。
 Rk=550Ω(1K+1.2K)Ek=550×0.76=41.8V
 さあ・・・どうなりますか・・

6AN5パラシングルの回路図


図中12AT7は12AX7に変更しました。(99.12.11)

製作と調整

当初は初段を6AK5で調整したのですが、芳しくありません。6AN5はEp100V以上、Ip30mA流さないと元気がない様です。そのためにはEkをある程度低くしないとだめで、6AK5にはちょっとかわいそうでした。 そこで、私の四号機も宇多さん、田村さんも初段はFETでしたので、今回も採用してみました。
上記の回路が12/11現在の物です。BMの会岡本式NFBも採用しました。これまで600KΩでしたが、今回は400KΩとしました。図中に電圧が記載してありますが、片CHの実測値です。 これを見ますとRkを設計通りに460Ωにすべきかもしれません。初段はFETモジュールを採用しましたので、真空管と差し替えができる様に工夫しました。また、GE12AT7WAは中国製12AX7に変更しました。
配線は初めてのパラレルなので緊張しましたが、とにかく入出力がそれぞれの球で対象になる様に、信号ラインをなるべく最短距離に心がけました。おかげで発振もなく最初から音が出ました。 また、最初はRkを1KΩにして動作確認後720Ω、550Ωに確認しながら落して行きました。確認はEkとFETのドレイン電圧のチェックです。

↑カバーを付けたところ

↑いつもの位置で調整中

ボンネット付きシャーシ

シャーシは仕事の関係で当日持参できない場合と手持ちの輸送を想定して安いボンネット付きシャーシ にしました。この手のシャーシは浅いので配線は楽ですが部品が入らない事もあります。 今回は200V1800μFがやっと収まりました。
調整はFETモジュールのおかげで、シャーシ上から終段Ek、Ep、B+、初段のドレイン電圧が測れます。 測れないのはEsgだけです。
シャーシのメーカーは忘れましたが、300×150×40(mm)のシャーシで4000円弱だったと思います。 箱にSU-4型と書いてあります。

FETモジュール

今回の目玉としてFETモジュールを作ってみました。MT7PのオスコネクタにFET(2SK30AY)を 忍び込ませました。ヒータがないので明るくありませんが、思いのほか安定して使えます。 FETは2SK30AYです。色々なモジュールを作って実験してみましょう。
注意!!・・・ヒータを12Vで点火している関係で初段の片方だけをこのモジュールに交換すると、 反対側の初段が点火されないので終段を傷める可能性があります。

↑ソケットにそのまま実装できます。

↑内部はFET1石!!

↑電源モジュール。

↑出力トランス

電源・OPT

これまでの外部電源シリーズではなく独立型です。左CHが電源トランスの影響を受けないか 心配でした。案の定回路配線前では電源ONでかなりの誘導を受けましたが、超三回路配線後は 全く気にならなくなりました。深いNFBのせいでしょうか? 電源は耐圧200V台のケミコンが使えますので、コンパクトかつローコストです。 キャパシターはシャーシの下に1800μFがありますので合計3000μFになりました。競技用ですから 贅沢に使いました。
出力トランスはいつもの東栄T850です。1次7KΩパラ2次4Ωシリーズで1.75KΩ(?)です。

内部配線

秋月のSWレギュを採用しましたが、もっと大きい容量の方がよいと思います。 今回はこの仕様で規模が決まりました。3パラをやってみたかったのですが・・・
さて配線ですが、配置的なミスがありました。双三極管は左右の6AN5の間にすべきでした。 そのためにプレートの配線が10cmを超えてしまい、精神的に嫌なのでシールド線を 使いました。あまり意味がなかった様です。アースは母線方式ですが、特に意識はしていません。 またまた汚い配線ですが、なるべく最短距離を狙った結果です。3パラ以上ではどうなんでしょうか・・・ヒータに余裕があれば試したいのですが・・

↑SWレギュレータとケミコン

↑立体配線・・・

結果・ETC

今のところ順調に鳴ってます。音的にはかなり改善しましたが、ちょっと物足りません。 やや低域が伸びてる様なのも気になります。 パワーが出た分四号機にあった繊細さが無くなりました。 でもまあ何とか鳴ってますのでOKです。 果たしてどうなるか・・・12/25のコンサートが楽しみです。
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